「大人も子どももうれしい、使う人目線に仕掛ける収納づくり」 by namikoさん

「大人も子どももうれしい、使う人目線に仕掛ける収納づくり」 by namikoさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、あたたかな雰囲気をシンプルに表現するインテリアづくりをされているnamikoさんに、収納のこだわりや工夫をお伺いしていきます。すっきりと片付くと同時に、お子さんの自立や成長まで促せるテクニックは、毎日のお仕度に追われるパパママも必見です!

今回教えてくれたユーザーさん♪

4歳と2歳の子どもと夫婦の4人家族です。2021年に注文住宅を建てました。整理収納が苦手なB型ですが、『ぱっと見きれいに見える』を目標に、収納を楽しんでいます。家づくり、暮らしのブログを書いています。https://namiko-home7.com/

子どもの『できた!』を増やす工夫

namikoさん宅のLDKを拝見させていただきました。印象的なのは、壁を大きく使ったオープン収納。でも全部丸見えではなく、場所ごとにケースを使ったり使わなかったりとメリハリを利かせているのが特徴です。このスタイルに込められた思いや仕掛けをまずはお伺いしてみたいと思います。

namikoさん

「子どもが使う場所は出し入れが簡単にできるよう、見える収納に。自分でできることが増えると私も楽になるので、子どもの服やおもちゃ収納には特にこだわっています。反対に大人のものは、ごちゃごちゃしないように工夫しながら収納ケースを使って整理しています。」

なるほど、メリハリの理由は主に使うのが大人なのか子どもなのかの違いだったんですね。確かに、お子さんには細かく分けて目隠しした見映えのいい収納より、思い付いたときにすぐ応えてくれる『そこにある収納』の方が喜ばれそう。大人の理想と子どもの現実って、概ね異なるものです。そこのバランスを上手くミックスする収納づくりは、まさに家族思いです。

そしてここからは、お子さんたちの『できた!できる!やる!』を促すことができる、大人もうれしい収納テクニックを3つ教えていただきました。外出前、自分だって支度があるのに家族の分まで全部やるのはしんどい……そんな肩の重荷もグッと軽くできるアイデアたちです。さっそくチェックしていきましょう。

子どもの成長を促す3つの低位置収納

その1 洋服選びをしてもらう工夫

namikoさん

「まだ背の低い子どもの目線に合わせて、子ども服はクローゼットの下段に収納しています。トップス・ワンピース類はハンガー、ボトムスは衣装ケースです。どちらも子どもでも手が届き、見やすく扱いやすい低位置。自分で洋服を選ぶことができます。」

その2 外出準備をしてもらう工夫

namikoさん

「1階にあるファミリークローゼットに、可動棚のロッカースペースをつくりました。ここの下段に、子どもたちのお出掛けグッズをまとめています。靴下から、ハンカチ・ティッシュ、マスク、日焼け止めに娘のヘアゴムなど、外出前に準備するあれこれ全部です。リュック掛けも用意して、自分たちで持ちもの準備をしてもらいます。」

その3 絵本に触れ、好きになってもらう工夫

namikoさん

「絵本をたくさん読んでもらいたいので、ダイニングの本棚に収納しています。いつも目に入る場所にあると、自然と接する機会が増え、本好きになってもらえるのではないかなと考えています。絵本が散乱することもありますが、本棚も低めにしているので自分たちで片付けてくれます。」

オススメの収納アイテム

ITEMニトリのA4ファイルスタンド Nオール レギュラー
PRICE349円(税込)

お手頃な値段なのに、並べて置くだけで本棚がすっきりおしゃれに見えます。子どものお絵描きグッズや粘土遊び道具など、用途ごとに分類して収納するのにも便利です。使う時はファイルボックスごと机に運べるので、出し入れも片付けも簡単にできるところが気に入っています。

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最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

namikoさん

「メインで使う人が誰なのかを考えて収納すると、使い勝手がよくなると思います。用途や種類ごとに分類して、収納ケースにまとめるだけでもすっきりするので、無理のない簡単な方法からはじめていけばいいと思います。」

子どもの使いやすさと家事楽はほぼイコール

いつまでも手のかかる可愛らしさ……ときにそれも愛おしいのですが、毎日・時差なく繰り返しで押し迫ってくるとストレスを覚えてしまうのが子育ての不思議ではないでしょうか。『子どもたちのものは子どもたちが使いやすく』を心掛ける収納づくりをすれば、この負担がぐんと軽くなります。『できた!』を増やし、『できる!』を言わせれば勝ちです。今回教えていただいたnamikoさんの低位置がカギの収納テクニックはどれも、そんな勝ちへの必勝ルートを導き出せるものばかり。

そして、主に使う人の視点を変えれば、これまではなかなか家族に整理整頓や収納が定着しなかった理由も見えてきそうだと思いませんか?ぜひ、namikoさんのアイデアやアドバイスを参考に、自分ひとりで頑張らずにすむ快適な環境を目指してみてください。


namikoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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