設置するだけでかんたんに日よけできる「すだれ」。日よけによる効果と涼しげな見た目から、暑さを和らげるエコなアイテムです。また、外からの視界を遮る目隠しにもなるので、窓を開けておきたいときにも重宝しますよ。この記事では、RoomClipユーザーさん達の実例をもとに、すだれの選び方とおすすめ商品、取り付け方のアイデアを紹介します。
目次
すだれの選び方
すだれはまず素材選びが大切。代表的な素材であるヨシなどの天然素材の他に、プラスチックなどの人工素材を使用したすだれがあります。そして、設置する場所の大きさに合わせてサイズを選ぶことも大事なポイント。巻き上げ機能のついたタイプは、窓のサイズに合わせて長さを変更できるので便利です。
設置場所に合った素材を選んで
すだれには、ヨシなど天然素材を使用したものの他、プラスチックやアルミなど加工素材を使用したタイプがあります。デザインや色などの見た目以外にも、価格や耐久性などバリエーションが豊富なので、目的や用途に合った素材を選びましょう。
手軽に使える定番の「ヨシ」
一番お手頃な価格で手に入りやすいのが、定番素材の「ヨシ」を使用したすだれ。中国の天津で採れるため、「天津すだれ」とも呼ばれます。サイズのラインナップが豊富なのも魅力。天然素材のため耐久性は低く、1年ごとに買い替えが必要になります。
高級感を醸し出せる「竹」
見た目にこだわりたい方におすすめなのが「竹」を使用したすだれ。一般的なヨシを使用したすだれよりも見た目に上質感があるのが魅力。ヨシよりも価格は高くなりますが、耐久性に優れているので、数年間は使用できます。
遮光性に優れた「アルミ」
直射日光が強く、熱がこもりやすい場所におすすめなのが断熱効果に優れた「アルミ」のすだれ。プラスチック性のすだれ同様、水洗いが可能なためお手入れもしやすいですよ。ただ、素材の特性上、屋外に設置する場合は反射光に注意を。
目の細かさ・粗さをチェック
目の粗いすだれは遮光性は弱いですが、明るい日光と風をよく通します。反対に、目が細かいすだれは遮光性が高くお部屋が涼しくなりますが、日差しと風が入りにくくなります。遮光性や日当たりの他、風通しなどポイントとなる要素によって目の細かさを選ぶとよいでしょう。
設置場所の横幅・長さをチェック
購入前に必ずチェックしておきたいポイントは、設置する窓の大きさ。横幅は、市販のすだれの多くが、一般的な窓ガラスの大きさに合わせて88cmになっています。縦の長さは、すだれを設置する位置から窓の外枠の下までを目安にしましょう。
買い替え頻度も検討を
すだれは強い日差しにさらされ続けるため、紫外線による劣化は避けられません。ヨシや竹などの天然素材は、カビや虫が発生しやすいので定期的なお手入れが必要になります。毎年買い換えるか、水洗いが可能でお手入れしやすい経年劣化の少ない素材を選ぶのかも検討を。
あると便利な巻き上げ機能
すだれにあると便利なのが巻き上げ機能。紐を引くだけで簡単にすだれを上げ下げできるので人気が高い機能です。既存のすだれに後付けできる別売りの巻き上げ器も販売されています。さらに、すだれを室内の間仕切りとしても使うことのできる汎用性の高い機能です。
すだれの設置アイデア
すだれを設置する際には、すだれ専用のハンガーやフックを使うと手間がかからずかんたんです。それ以外にも、身近にあるものを工夫して上手に活用することですだれを設置することができます。思いのほかかんたんに設置することができますよ。
すだれハンガーを使って
すだれを手間をかけずにかんたんに設置したい方におすすめなのが「すだれハンガー」。このすだれハンガーは、窓枠に挟み込んでネジを締めるだけ。あとはすだれを引っかけるだけで、お部屋の中が一気に涼しげになりますよ。
スリーエムのコマンドフックですっきりと
屋外にすだれを設置する際にスリーエムのコマンドブックを使うととっても便利。このフックは屋外用に開発された粘着タブを使用しているので、雨や風に強くしっかり吸着する優れもの。しかも、剥がす際は跡を残さずきれいに剥がせるのでお手入れ楽ちん。
ダイソーのかもいフックを使って
お部屋の鴨居を利用してハンガーを吊るす際に便利な、ダイソーのかもいフック。こちらのユーザーさんは、このかもいフックをすだれ用に活用しています。取り付けは鴨居に引っ掛けるだけのお手軽さ♪傷をつけずにしっかり固定できる点もグッド。
結束バンドで固定して
こちらのお宅のベランダでは、ネコちゃん用の脱走防止ネットに結束バンドを使ってすだれを取り付けています。このダイソーの結束バンドは、何度でも繰り返し使える優れもの。夏が終わったらすだれを取り外して、また来年使い回せるのでとっても経済的です。
紐で縁側につるして
縁側にすだれを設置する際に、紐を利用するととってもかんたんに設置できます。こちらのユーザーさんは、縁側の屋根の突起部分を利用して紐ですだれを吊るしています。お手軽に涼しげな眺めを楽しめるのでおすすめですよ。
窓から離して風通しよく
すだれを設置する際、窓に密着していると風通しが悪くなりがち。これが気になる場合は、窓から少し離してすだれを下げれば風通しが良くなります。これで真夏の日差しが強い日でも、風が吹けば爽やかな気分が味わえますよ。
屋外で使ったアイデア
すだれは室内の窓からの日差しを遮るだけでなく、屋外でも大活躍します。取り付ける場所を工夫してガーデニング作業をしやすくしたり、外からの視線を効果的に遮ることも。アイデア次第でさまざまな活用方法がありますよ。
すだれを目隠しに
塀が無いお宅の場合、すだれを活用することで涼しさを味わいながら、外からの目隠しも同時にできます。大きな窓でもすだれだったらかんたんに設置できるのも魅力。すだれ効果で圧迫感のない涼しげな空間になりますよ。
ウッドデッキの日除けに
すだれが直射日光を遮り、たくさんのグリーンが気持ちよさそうに輝いている、いい感じのウッドデッキ。ウッドデッキとすだれは見た目の相性グッド!心地良い風の吹くトワイライトタイムはゆったりと快適にすごせそうですね。
中庭の日除けに
こちらは、中庭のパーゴラを活用して、すだれとよしずを設置しているお宅です。すだれとよしずを設置することで日よけしながら快適にガーデニングを楽しめます。すだれからもれる光がちょっと透けていて、見た目もきれいですね。
テラスの軒先を利用して
夏の日よけ対策として斜めにシェードを設置すると、どうしても隙間から日差しが入り込んでしまいます。その点、軒先を利用して複数のすだれを設置すると、より効果的に日よけができます。すだれは圧迫感がなく、落ち着いた気持ちになれる効果も。
洋風すだれで暑さ対策を
こちらのお宅では、ベランダにすだれを取り付けて暑さ対策。山善の涼風シェードは洋風のデザインで見た目がおしゃれ。風通しと日よけ効果のバランスが良く、夏の強く照りつける直射日光を優しく和らいてくれるので、節電効果にもなりますよ。
すだれロールカーテンを西日を避けて
真夏の強い日差しを避けるのにすだれロールカーテンがあるととっても便利。長さを自由に調節できるのでシーンに合わせた使い方ができます。さらに、こちらのユーザーさんのように、外付けタイプのすだれであれば、室内の窓の開け閉めも楽ちんですよ。
いぶし焼き加工は防虫・防カビ効果あり
こちらの立派なすだれは、水勘製簾所のいぶし焼き天津すだれ超特大サイズです。ヨシ製のすだれはサイズ展開が豊富なため、使用するシーンに合わせて選びやすい素材。さらに、いぶし焼き加工が施されている商品は、虫やカビが付きづらく、お手入れもかんたんな点も魅力です。
室内で使ったアイデア
室内用のすだれはバリエーションが豊富。天然素材を使用したすだれはもちろん、水洗いできるお手入れのしやすい素材を使用したものや、ロールアップ機能のついた便利なものまで幅広くラインナップされています。デザイン性の高いアイテムもありインテリアとしても大活躍しますよ。
カーテンの代わりにロールタイプを
ロールアップ機能付きのカーテンが欲しいけど木の質感も大切にしたい、とお考えの方にはロールアップ式のすだれがおすすめ。お部屋の雰囲気がグッと和風に。和室の他にも、和テイストを出したい場合に大活躍するアイテムです。
洋風な部屋に合うシンプルなロールタイプ
洋風の部屋に和風なすだれロールカーテンを組み合わせると、和モダンな雰囲気が出ておしゃれ感がアップします。デザイン性の高いライトに照らされたアンティーク家具とすだれロールカーテンの組み合わせは、抜群のセンスの良さを感じます。
リネンのカーテンと組み合わせて
すだれロールアップスクリーンとリネンを組み合わせると、強い日差しを防ぎつつ、おしゃれな見た目と快適な空間を作ることができます。ロールアップスクリーンには、高い遮光性を持つ竹素材のものを選ぶと暑さ対策に効果的です。
モダンなニトリのホワイト竹すだれ
おしゃれなデザインでお部屋を彩るニトリの竹素材のロールアップシェードは、和室にも洋室にも合う落ち着いた色合いが魅力。上品なホワイトカラーなので清潔感があり、シェードの隙間から差し込む光がより美しくお部屋の中を照らしてくれます。
部屋の間仕切りにして
こちらのユーザーさんは、日よけに使うことの多いすだれを室内の間仕切りに活用しています。和モダンな雰囲気のお部屋にはぴったりですね。見えそうで見えない透けた感じが涼しげな印象を与え、夏の暑さを和らいでくれる効果も。
すだれの影を楽しんで
窓際に置かれたシックな花瓶に飾られたグリーン。すだれから漏れる光が部屋の中に芸術的な陰影を落とし、幻想的な雰囲気を演出しています。カーテンにはない光の差し込み方や影の形を楽しめるのもすだれの魅力ですね。
天窓からの日光を和らげて
天窓に設置された日よけ用のすだれがとってもおしゃれですね。白を基調とした部屋にナチュラルなすだれを設置することで、和の雰囲気がグッとアップして、おしゃれな雰囲気を演出できます。すだれの隙間からこぼれ落ちるきれいな光も楽しめますよ。
セリアのすだれで日差しをカット
特定の窓からの日差しが強すぎて困っている、という方におすすめなのが、ピンポイントで窓にすだれを設置するアイデア。こちらのユーザーさんが日よけに使用しているのは、セリアの細長いタイプのすだれ。窓の形に合わせて選べる点もグッド。
すだれの活用アイデア
すだれは日本の夏を象徴する伝統的なアイテムです。その要素を活かしながら生活の中にすだれを上手に取り入れることで、インテリアとしても楽しむことができます。ここでは、ユーザーさんが工夫を凝らした素敵な活用方法を紹介します。
100均のすだれをビオトープの日除けに
こちらは、ユーザーさんがベランダに作った、和の情緒にあふれた遊び心満載のビオトープ。日よけにすだれが設置されていて、水の中のメダカは涼しそう。古き良き時代の日本の夏をイメージできる、とっても素敵な空間ですね。
おうち夏祭りの背景に
自宅のウッドデッキを活用したかわいいおうち夏祭り。日本のお祭りを彩る小物類が充実していて良い雰囲気が出ています。背景にすだれを置くだけでグッと縁日感が増しますね。お子さんのテンションが上がること間違いなし!
すだれマットで小料理屋風に
こちらのユーザーさんのお宅では、ランチョンマットにすだれ素材のマットを使用して、小料理屋風の小粋なディナーを楽しんでいます。すだれマットの上には竹舞籠を置いて、和の雰囲気を演出。いつものコーディネートを変えるだけでも気分が上がりますよ。
すだれでアジアンリゾート風に
日本文化を代表するアイテムであるすだれを使用すると、意外なことに南国のトロピカルサンセット風の演出をすることができます。その方法は、お部屋の壁にすだれをかけるだけ。とってもお手軽にアジアンリゾート気分を楽しめますよ。
カインズの樹脂すだれを鉢カバーに
夏の日差しを避けるために使うことの多いすだれを鉢カバーとして活用した事例を紹介。こちらのユーザーさんは、カインズの樹脂すだれを鉢に巻いておしゃれな鉢カバーとしてリメイク。高級感も出るのでインテリアとしても魅力的ですね。
本来の用途である日よけ以外にもさまざまな活用方法がある「すだれ」。アイデア次第でより便利で快適な利用方法があることをお伝えできたのではないでしょうか。今回ご紹介したRoomClipユーザーさんの事例をヒントに、すだれをもっと有効に活用して、より快適な夏を過ごしましょう。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「すだれ」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!