

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回ご紹介するのは、家事と育児と仕事に日々励むlalaさんです。リノベーションを経ての変化や、工夫、こだわりをたっぷりとお伺いしていきます。

私と夫、小学校低学年の娘の3人家族です。2023年に築35年の実家をリノベーションしました。出社と在宅勤務混在のワーママですが、整った暮らしに憧れて、日々書籍やRoomClipを参考に試行錯誤しています。
仕事と家事の両立がしやすい、好き!を感じられる空間
lalaさんの暮らしは、整頓されていて心地良くシンプルです。もちろん暮らしを見つめるキッチンも、それは同様。ただ、仕事をして、家事もして、育児も……となると、なかなかこうした『理想的』な状態を保つのは難しいものではないでしょうか。きれいを維持するモチベーションを保つのもやっと……という方もいらっしゃると思います。そこでまずは、その難問をクリアしているlalaさんが、キッチンづくりで大切にしたことから教えていただきました。

「リビングダイニングから誰が見てもすっきりとしたキッチンを目指しました。同時に、キッチンに入ると生活感も含めて、『自分の好き!』に囲まれる空間にできたと思います。リモートワークの合間に家事をすることもあるので、扉ひとつで書斎へ行けるような間取りになっているのもポイントです。」
高めの腰壁で見た目をコントロール

lalaさん宅のキッチンは、対面スタイルのI型です。その前面には高めの腰壁を配置することで、作業中の手元や機能的な部分をリビングやダイニング側の視界からオフされています。逆に、リビングやダイニング側からも見えるのが、背面のカップボードや冷蔵庫。そこは内装と合わせた白系でそろえ、統一感と明るさを演出しているのが巧みです。キッチンのすぐ横に書斎があるのも、家庭と仕事を両立するワーママならではの効率の良い間取りですね♪
ここからはさらに詳しく、キッチンづくりのこだわりや、理想的な状態を保つモチベーションに繋がるアイデアを紐解きます。
キーワード1 誰にでも快適に使えるキッチンを目指して



「採用したキッチンは、ショールームを何件もまわって決めた『Panasonic/ラクシーナ』。決め手はすべてがスタンダード設計で誰もが使いやすいことでした。というのも、母に来てもらうことが多いため、レンタルキッチンのように、なるべく誰が使っても分かりやすい状態を心がけたいからなんです。あと、ものは少なく、ラベルは残す、入れ替えたらラベルを貼るなど、使いやすさへの工夫はあれこれしています。まだまだ改良の余地はたくさんありますが……。」
キーワード2 見える場所、見る人に合った好き!を大切に



「リビングやダイニングから丸見えのカップボートは、壁紙の白に合わせてすっきりとまとめました。一方、ダイニング側の腰壁は、子どもが遊べるよう黒板仕様です。また、キッチンに立ったときに見える部分は、自分好みのグレーオークにするなど、それぞれの場面や一番多く触れ合う人に合った『好き!』を表現しています。 」
キーワード3 ワーママのこだわりリノベーション


「リモートワーク時にパソコン作業をする書斎と扉一枚で繋げました。扉があるから、急な来客があっても大丈夫。もともとここは繋がっていなかったのですが、リノベーションのときに壁をぶち抜いてもらいました。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください



「とにかく自分の好きを貫いてください。それぞれ違うと思いますが、建売でも中古リノベーションでも新築でも、自分の理想を明確にすれば近づけると思います。あとは、毎日リセットするようにすると愛着が湧きます。」
まとめ: 整えたくなる、小掃除したくなる魔法

lalaさんのキッチンは、lalaさんの日々にきちんとフィットしていると感じます。見る場所、いる人、触れる人を意識したコーディネートや仕様はもちろん、誰にでも分かりやすいスタンダードだから、家事の分業も自然とできるのが良いところ。また、仕事と家事の行き来が楽にできる間取りも素敵でした。
扉一枚だから、ちょっとひと息もすぐできます。そのついでに洗い物をしたり、汚れを磨いたりも、なんとなくでできてしまいそう。しかも好きな色や好きなアイテムがそこにはあるから、ストレスを感じることなくできる気がします。もっと言えば、もののついででちょこちょこと片付けていれば溜まりません。溜まる程に嫌になるアレコレも、ちょこっとずつなら何のその……だと思いませんか?lalaさんのキッチンづくりには、日々を軽やかに整えるヒントがいっぱいです。ぜひ、参考にしてみてください。
lalaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!