建築デザイナーに「プチリノベ」のコツを教えてもらう第4弾、今回のテーマは「リビングダイニング」です。空間の「ある部分」を変えるだけで、もっと心地よく、リラックスして過ごせる場所になるんです♪ユーザーさんの投稿をもとに、プロの視点からポイントを解説してもらいました!
リビングダイニングをもっと自分好みに♪
これまで、玄関スペース、キッチン、洗面所のプチリノベをご紹介してきましたが、今回のテーマは「リビングダイニング」。おしゃれ建材サイト「HAGS」の建築デザイナーであり、二級建築士である野竹幸朋さんにお話を伺いました!
建築デザイナー・ライフカラースタイリスト・二級建築士
野竹幸朋さん
設計事務所にて新築住宅・大規模建築の設計デザインを行い、その後フィールドを新築からリノベーション領域に移す。リノベーション会社にて住宅リノベーション店舗リノベーションの設計デザイン施工管理を行ったのち、WAKUWAKUにてリノベーション事業を牽引。現在HAGSの商品開発・デザイン、HAGSアイテムをかけ合わせた空間デザインを手がけている。
WAKUWAKUでの代表的な実績:日本テレビ「有吉ゼミ」ヒロミのリフォーム企画監修/クックパッド社共同開発のオリジナルキッチン開発/離婚しない家開発 ほか
空間のプロが解説!リビングダイニングをもっと心地よい空間にするには?
多くの人にとって、リビングダイニングはおうちの中でいちばん長い時間を過ごす場所。機能性や収納量よりも、「リラックスできる空間であること」を優先したいですよね。「プチリノベをするには、面積が大きすぎるのでは?」と思われるかも知れませんが、「一部分を変える」だけでもガラッと雰囲気を変えることができるんです!
「キッチンのプチリノベの時にも触れましたが、キッチンと繋がるリビングダイニングを『どんな空間にしたいか』『どんな雰囲気に仕上げたいか』を重要視した、LDKスタイルで検討する方が多いです。
LDKのレイアウトや設備はそのままでも、空間の印象を変えることは可能です。オススメしたいのは、ある一部分、たとえば『壁』や『ドア』、『照明』を変えること。特に壁面は面積が大きいので、お部屋のイメージを好きなテイストに近づけやすいですよ。」
「使い勝手に不満はないけど、イメージを変えたい!」という時に、プチリノベに挑戦してみるのも良いかも♪ユーザーさんのおしゃれなリビングダイニングを見ながら、ポイントを確認していきましょう!
①「壁」を変える
【KYさん】フロアや家具とマッチする「木の腰壁」
「お部屋の壁の広い面積を変えるのはちょっと勇気がいる、という人もいるかも知れません。そんな時はKYさん宅のLDKのように、カウンターキッチンの腰壁を『木』に変えるのもおすすめです。ホワイトと木で揃えた空間に、キッチンのタイルとリビングのソファのブルーが映えますね。」
【sofaisanaさん】目地の黒が際立つ「サブウェイタイル」
「sofaisanaさんも、LDK空間の中に印象的な壁をつくっています。キッチンまわりに『サブウェイタイル』という長方形のタイルを使い、自分好みのテイストをしっかり表現していますね。キッチン奥の壁のモスグリーン、リビングのドアのブルー、カーテンのイエローグリーンなど、色の組み合わせもとても素敵です。」
◼︎HAGS TOPICS!
*HAGS TOPICSでは、野竹さんおすすめのプチリノベアイデアをご紹介します!
「お部屋の四方を囲む壁を、一面変えるだけでもかなり雰囲気が変わります。こちらはタイル張りにしている例。家具やフロアと調和する濃い色のタイルですが、他の壁面はホワイトなので、お部屋が暗くなりすぎません。」
「壁面以外であれば、天井の色味を変えるのも1つの方法です。空間を広く見せるためには『天井は白』というイメージがありますが、こちらのような木材のパネルや、ピンクやオレンジなどの薄くて淡いカラーもオススメです。おこもり感のある空間、落ち着きのある空間にしたい時は、黒や落ち着いたトーンの色を選ぶ方もいらっしゃいます。」
②「ドア」を変える
【saooo39さん】ナチュラル感を演出してくれる「木のドア」
「リビングのドアはおうちの玄関と同じように、空間の印象を決める大事なパーツです。saooo39さんが選んだリビングのドアは、淡いカラーでまとめた空間にマッチするナチュラルテイストで、木目が優しい印象を醸し出しています。ドア上部のチェッカーガラスも、明るさや開放感を感じさせてくれますね。」
◼︎HAGS TOPICS!
「リビングに入るためのドアは、家族が帰ったとき、お客様を通す際など、必ず開けるドアなので、写真左のように印象的なものにすると◎。一般的なマンションの間取りで考えると、写真右のように玄関を開けて廊下があり、いちばん奥にリビングのドアがありますよね。その途中にある個室や洗面所のドアは壁と同じような色味にして、リビングのドアだけを目立たせる、という方法も。」
③「照明」を変える
【pomqujackさん】インパクトのある「ペンダントライト」
「pomqujackさんは、天井から吊るすタイプのペンダントライトで、ルイス・ポールセンの照明を使われています。シンプルできれいなLDK空間にされていることと、これ以外は小ぶりで目立たない照明を選んでいることで、このペンダントライトがお部屋の印象をグッと際立たせていますね。」
◼︎HAGS TOPICS!
「ペンダント照明は気軽に取り替えられて、空間の印象をガラッと変えられるアイテムです。ナチュラルテイストなら優しい色味のもの、ヴィンテージ風やインダストリアル風にしたい場合はアイアン系、シャビーな雰囲気ならシャンデリアなど。お部屋の広さやインテリアの雰囲気に合わせて、オススメのものをご提案しています。」
【番外編】「窓まわりのアイテム」を変える
リビングの掃き出し窓には「ドレープカーテンとレースカーテンを使うもの」と思い込んでいませんか?意外と窓まわりのアイテムも、雰囲気チェンジのポイントになるんです!
「カーテンをはじめとした窓まわりのアイテムでも、空間の印象は大きく変わります。ウッドブラインドやウッドシャッターなどの木の質感を活かしたものは、あたたかみを感じさせながら、スッキリとシャープな印象も与えてくれますよ。」
リビングダイニングのプチリノベについて、「意外と挑戦しやすいかも!」と印象が変わった人も多いはず。壁紙の色や照明、カーテンなどのちょっとした変化でも、よりリラックスして過ごせる空間になるんですね♪
理想のリビングダイニングをつくりたい人は、HAGSの資料をチェック!
記事を読んで「プチリノベに興味が出てきた!」という人は、ぜひHAGSの事例集&商品カタログをチェックしてみて。リビングダイニングに限らず、おうちのさまざまなリノベーション事例や照明器具や建具などの素敵なアイテムがたくさん紹介されていますよ。
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