お気に入りの器は、根来塗の布張の器です。
キッカケは、モノをなるべく持たない暮らしにしようと思っていた時に、参考にしていたドミニック・ローホーさんの所持品が、雑誌おとなのOFF「持たない暮らしと片付けの作法」に紹介されていて、その表紙に重ねられる漆塗りの木の器に布が張ってあるのをみたからです。ドミニックさんの器は輪島塗りだそうですが、この布張りの器が気になって気になって。
そんなある日、大阪の四天王寺の骨董市に出かけた時、和歌山の根来塗の器を販売されている業者さんも出店されてらして、そこで初めて布張りの器に出会い、由来や使い方の説明を受けて、これは使ってみたいと思いました。
元々根来塗は、13世紀末〜16世紀に紀州の根来寺で用いるお膳、お椀、お皿、お盆などの食器を僧たちが自ら作ったものだそうで、今では全国に拡がった技法らしいです。
シンプルで機能的で、朱漆がはげて所々に中塗の漆が現れるところにも趣があり、口や箸があたる部分に麻布等を張って強度を持たせ、実用的に長く持たせる為だったとか。
沢山のものを持たない厳しい修行僧の知恵といいますか、質素な中にも用の美を感じて、使う度に凛とした気持ち良さを感じます。
お気に入りの器は、根来塗の布張の器です。
キッカケは、モノをなるべく持たない暮らしにしようと思っていた時に、参考にしていたドミニック・ローホーさんの所持品が、雑誌おとなのOFF「持たない暮らしと片付けの作法」に紹介されていて、その表紙に重ねられる漆塗りの木の器に布が張ってあるのをみたからです。ドミニックさんの器は輪島塗りだそうですが、この布張りの器が気になって気になって。
そんなある日、大阪の四天王寺の骨董市に出かけた時、和歌山の根来塗の器を販売されている業者さんも出店されてらして、そこで初めて布張りの器に出会い、由来や使い方の説明を受けて、これは使ってみたいと思いました。
元々根来塗は、13世紀末〜16世紀に紀州の根来寺で用いるお膳、お椀、お皿、お盆などの食器を僧たちが自ら作ったものだそうで、今では全国に拡がった技法らしいです。
シンプルで機能的で、朱漆がはげて所々に中塗の漆が現れるところにも趣があり、口や箸があたる部分に麻布等を張って強度を持たせ、実用的に長く持たせる為だったとか。
沢山のものを持たない厳しい修行僧の知恵といいますか、質素な中にも用の美を感じて、使う度に凛とした気持ち良さを感じます。