試験勉強は早々に切り上げた。僕は熱いシャワーを浴び、時間をかけて歯を磨き、そしてベッドに潜り込む。アラームをセットし、さて寝ますかね、と目を閉じる。横にはいつものように彼(猫)らが丸くなりノドを鳴らしており、その音を聞きながら、睡魔に連れて行って貰う。というのが睡眠前の大体の流れだ。しかし、睡魔はどうやら“今日も”留守にしているようで、まったく僕のベッドにやって来ない。いつからだろう。うまく眠れなくなってしまった。眠れないと焦る。焦れば眠れない。焦らないようにと考えれば更に焦る。悪循環だ。そうこうしてるうちに夜明けが近づき、その頃にやっと「お待たせ」と言って睡魔がドアを開け訪れる。僕はもちろん文句を言うが、「仕方ないじゃないか」と彼(睡魔)は言う。そして気付けばギリギリの時間に起きてしまい、重い頭を無理矢理起こすのだ。彼(睡魔)との契約を見直す必要があるが、彼(睡魔)は突然訪れるし、腹を割って話す間もない。そしてまた繰り返す。「あなたも大変みたいね」と、彼女(猫)はご飯を食べながらそう言って、またソファで眠り始めた。…うーむ。
試験勉強は早々に切り上げた。僕は熱いシャワーを浴び、時間をかけて歯を磨き、そしてベッドに潜り込む。アラームをセットし、さて寝ますかね、と目を閉じる。横にはいつものように彼(猫)らが丸くなりノドを鳴らしており、その音を聞きながら、睡魔に連れて行って貰う。というのが睡眠前の大体の流れだ。しかし、睡魔はどうやら“今日も”留守にしているようで、まったく僕のベッドにやって来ない。いつからだろう。うまく眠れなくなってしまった。眠れないと焦る。焦れば眠れない。焦らないようにと考えれば更に焦る。悪循環だ。そうこうしてるうちに夜明けが近づき、その頃にやっと「お待たせ」と言って睡魔がドアを開け訪れる。僕はもちろん文句を言うが、「仕方ないじゃないか」と彼(睡魔)は言う。そして気付けばギリギリの時間に起きてしまい、重い頭を無理矢理起こすのだ。彼(睡魔)との契約を見直す必要があるが、彼(睡魔)は突然訪れるし、腹を割って話す間もない。そしてまた繰り返す。「あなたも大変みたいね」と、彼女(猫)はご飯を食べながらそう言って、またソファで眠り始めた。…うーむ。